<映画>「毒薬と老嬢」

殺人が笑いの対象になる、なんてことに気づいて、最初に実践してくれた人をぼくは尊敬する。ノーベル賞をあげてもイイとさえ思う。この映画はそんなクライム(犯罪)・コメディの傑作。ブロードウェイでヒットした舞台劇をフランク・キャプラが映画化した。

若き演劇評論家が、自分の婚約者をひきあわせるため、老いた二人の伯母を訪ねるのだが、この伯母たちには秘密があった。全くの善意から、老いて孤独な下宿人たちを毒殺し続けているのだ・・・・

主演はケーリー・グラント。ヒッチコック映画から「シャレード」そしてこの作品と、コメディ・タッチのスリラー・サスペンスをやらせたらこの人の右に出る人はいない。特に、この映画での役みたいな「巻き込まれ型」がよい。どれだけオソロシイ、危険な目にあっても、全然悲壮感が漂わないところがいいんだろうな。

次は「う」で始まる映画です。