<映画>「ガルシアの首」

原題は「アルフレード・ガルシアの首を持って来い」この一言から物語は始まる。

中米の大富豪が、娘を孕ませた男=ガルシアの首に100万ドルの賞金を懸ける。子分たちは我先にとガルシアの行方を探すが、ガルシアは既に死んでいたのだ。

酒場の歌手(ウォーレン・オーツ)は大金目当てに、ガルシアの昔の女とともにガルシアの眠る墓へ行き、死体を掘り出そうとする・・・

全編を支配するのは徹底的な虚無感である。何しろ既に死んでいる人間の首を誰が持ち帰るか、それだけのことで大量の血が流れるのだ。

スミからスミまで不毛でサツバツとした話なのだけど、映画の底を流れるウェットさによってかなり救われる。最後にオーツが、ガルシアの首を渡さず墓に返してやろうとしたりして(でもまあ、結局は不毛なのだが)。

ペキンパーでぼくが好きなのは、あと「砂漠の流れ者」。紹介する機会があるとイイなあ。

次は「び」で始まる映画です。