<映画>「暗殺のオペラ」

ファシストに父を殺された主人公が、田舎町で暮らす父の愛人に呼び寄せられ、父の死の真相を探るよう依頼される、というストーリー。
革命の闘士であった主人公の父は、劇場でオペラを観劇中に、背後からファシストに射殺されたという。その後、父はファシストと戦い死んだ英雄として祭り上げられるのだが、調べていくうちに意外な真相が明かされていく……

若者のいない田舎町を主人公が訪れるファーストシーンから、迷宮に足を踏み入れてしまったような感覚を味わえる。父に瓜二つという主人公(父親と一人二役)が過去を探る過程で、映画は過去と現在を激しく行き来し、観ている内に時の迷宮にも入り込んでしまうカンジ。この脱出不能的な感覚は、のちの「シェルタリング・スカイ」(これもよかったなあ)にも通じる。あ、書くの忘れてたけど、監督はベルナルド・ベルトルッチ。

父の愛人(アリダ・ヴァリ)の家で働く麦藁帽子の少女がとてもカワイイ。この子と「地獄に堕ちた勇者ども」に出てきたユダヤ人の少女と「ロスト・チルドレン」の主役の子とを、ぼくはひそかに「映画三大美少女」と呼んでるのだけど、どうでもいいかそんなことは。

次は「ら」で始まる映画です。