<映画>「ラヴィ・ド・ボエーム」

原作はアンリ・ミュルジェの中篇小説だが、プッチーニがオペラ化した「ラ・ボエーム」の方が有名だろう。原作をこよなく愛するアキ・カウリスマキが、もの悲しく、そしてやっぱりオカシイ一篇に仕立て上げた。カウリスマキの映画はどれも好きだが、一本選ぶなら迷わずコレ。

売れない芸術家たちの青春の日々を描いた物語だが、原作と違ってこの映画の芸術家たちは、まずゼッタイ成功しそうにない。才能もなく、若くもないダメ芸術家たちが、女にアイソを尽かされながらも芸術にしがみつく……芸術の魔性だなあ。ひとごとではないなあ。

主人公たちが乗る三輪自動車リライアント・ロビンがとてもステキで、このミニカーを見つけた時は即座に買ってしまった。
ラストシーンに流れる曲は「雪のふる街を」。フィンランド在住の日本人ミュージシャンが日本語で歌っていて、初めて観た時はちょっとビックリした。

次は「む」で始まる映画です。