<映画>「チャンス」

たしか最初に観たのがテレ東の昼のロードショーかなんかで、かなり褪色してたのと吹き替えがイマイチだったせいで、あまり印象よくなかったのだが、改めて観ると絵は美しいし、実にイイ映画。やっぱ映画はTVで観るもんじゃないな。

主人公チャンス(ピーター・セラーズ)は庭師。庭造り以外のことは何も知らない、子供並の知能しか持ってない男。いつもTVばかり見ている。
このチャンスがたまたま、とある大富豪と知り合う。チャンスがそういう人だと知らない大富豪は、庭造りについてのチャンスの言葉を、含蓄ある政治哲学と誤解し、チャンスを大人物と思いこむ。チャンスの方も子供並の知能しかないもんだから誤解を解こうとしない(そもそも誤解されてることに気づいてない)。やがて彼は大統領に会い、TVで発言したりして国中に知られる存在になる……という一種のおとぎ話。

ピーター・セラーズはクルーゾー警部の頃と違い、アクの抜けたイノセントな芝居をしてる。こういう役、俺もやってみたいなあ。
大富豪役のメルヴィン・ダグラスがまたよい。オスカー助演男優賞もごもっともである。あと、シャーリー・マクレーンも色気があってよい。

次は「す」で始まる映画です。