<映画>「審判」

カフカの原作をウェルズが映画化・・・・・・とかそんなことは一々どうでもいいか。人間の悪夢というものを映像化したらこうなった、という作品。

ピンスクリーン(板に何千本ものピンを立てて作った絵)によるオープニングに始まり、ヨーゼフ・Kの部屋での強迫的な長回し、オフィスにズラリと並んだ数知れぬタイプライターがたてる不気味な音、人がひしめき合う法廷、本の洪水のような弁護士事務所、画家の部屋を取り巻く魔物のような子供たち・・・・・・もうスミからスミまで悪夢、悪夢の連続であり、だからこそ、そこを味わうために何度も観てしまう。

次は「ぱん」で始まる映画です。