<映画>「建築家の腹」

主人公の建築家は、ローマでの展覧会の仕事の最中、内臓の病気に侵される。病気は異常なまでの強迫観念となって彼にまとわりつき、彼は四六時中、自分の腹の中の病巣のことばかり考える。はかばかしくない仕事はいつしか自分の手を離れ、自分は名ばかりの責任者になる、アメリカから連れてきた妻は他の男に走る。腹の病気をのぞいてすべてを失った建築家は、展覧会の初日に飛び降り自殺をする……こう書いてみると全然救いがない話だよなあ。なんで好きなのかなあ。

建築家役のブライアン・デネヒーは「コクーン」を見て以来好きな役者。こういう大柄で容貌魁偉な人が、ぼくは好きなのだな。あとウェルズとか。
グリーナウェイの映画で最も好きな作品。この頃はまだそんなに様式的でもなかったし。

次は「ら」で始まる映画です。