<映画>「ロスト・チルドレン」

ジュネ&キャロのコンビによる、「デリカテッセン」に続くダークファンタジーの2作目。
前作同様セピアトーンの色調で描かれるのは、昼がないかのような暗くてジメジメした世界。だがこのセピアカラーが、映画全体にユーモアを漂わせる手助けとなっている。

前作で主人公を演じたドミニク・ピノンは、本作では分裂して7人になって出てくる。
小人だの、シャム双生児だの、「キャプテン・フューチャー」のサイモン(誰も知らないか)みたいな脳とカメラアイだけの存在だの、フリークスばかりが出てきて、おまけに主人公はサーカスの怪力芸人である。まるで見世物小屋のようなこの毒々しさの中で、心のオアシスとなってくれるのが小さなヒロイン、ジュディス・ヴィテット。ぼくはこの子を映画三大美少女の一人に数えている。

しかし何度観ても、なんのために子供を誘拐するのかがよくわからないんだよなあ。

次は「れん」で始まる映画です。