<映画>「山猫

ヴィスコンティ作品が続いてしまった。
これは唯一、映画館で観たヴィスコンティ作品。当時大学生で、まだまだロック少年であったぼくは、この映画のテンポというか、クラシックの大曲の如き感覚にどうしてもなじめなかった(そういえば、小津の映画も昔はダメだったんだよな)。

バート・ランカスターが見事。アクション映画を主な活動の場としていた彼に、ヴィスコンティがラブコールを送ってこの配役が実現したらしいが、やはり男を見る目があるんだな。風貌・声・演技すべてが公爵役にピッタリ。この映画のみに関して言えば、ドロンよりずっとイイ。
そして、滅びゆく貴族制社会の白鳥の歌というべき大舞踏会のシーンはやはり素晴らしい。スコットランドヤードの警部がこの映画にカンゲキして、自分の名前を「山猫」に改名したというのもうなずける、ってモンティ・パイソン見てなきゃわかんないよなこんなの。

次は「こ」で始まる映画です。