<映画>「血を吸うカメラ

この映画は、ぼくにとって不思議な位置を占めている、というより、どう位置づけていいか未だによくわからない。
内容が難解というワケではない。幼少時に父親から受けた躾がトラウマとなり、
その結果サイコキラーとなってしまった男の悲劇、とまあ一言でまとめてしまうことは出来るのだけれども、そう片づけて一件落着出来ないところがこの映画の不思議な魅力なんだろうな。

そもそもぼくは犯罪映画って大好きである。時として犯人に感情移入してしまうこともあれば、逆に犯人を追い詰めていく側に感情移入すること(こっちの方が多いかな)もあるけど、この映画に関してはどちらでもない。「コレクター」みたいな、一種の恋愛映画みたいな面もあるので、ヒロインの視点で見てるのかな。

なんにしても、この映画のカラー(物理的な「色あい」)が好き。日本映画でも、例えば東映の時代劇とか、好きな色づかいの映画ってあるものだ。もっともこれは狙いではなく、当時そういう色にしかならなかったということもあるのだろうけど。

次は「ら」で始まる映画です。