<映画>「未来世紀ブラジル

テリー=モンティ・パイソン=ギリアム監督の出世作。
近未来の超管理社会で、ふとしたことからテロリストと管理者の戦いに巻き込まれてしまった男の悲劇……なのだが、そこはさすがにギリアム監督作品、ダークなユーモアに満ちた見事な映画になった。スミズミまで狂っていて、コワイ話なんだけどやっぱり笑ってしまう。思わずゾッとするラストは、映画会社によって勝手に改変されたハッピーエンドバージョンがテレビ放送され、世の中に浸透してしまい、ギリアム監督との係争にまで発展したのだとか。アメリカ人てそんなにハッピーエンドが好きなのだろうか?

未来的でなおかつレトロというセットデザインが大好き。チョイ役だけど、デ・ニーロがヤミのダクト修理工で出てきて、とてもイイ芝居している。デ・ニーロ出演作では、この映画が一番好きだな。

余談だけど、1989年にロンドンで当時一番人気の「ミス・サイゴン」を見た時、この映画の主役ジョナサン・プライスが出ていてビックリしたものだ。あのあと「ベント」でイアン・マッケランも、「セチュアンの善人」でフィオナ・ショウ(ハリー・ポッターの伯母さん)もナマで見たんだよなあ。その時は名前も知らなかったのだけど。

次は「る」で始まる映画です。