<映画>「どん底」

ルノワール=ギャバン組もよかったけど、ここで取り上げるのはクロサワ=ミフネ組の方。貧乏長屋を丸ごとセットで組み、複数のカメラで一気撮りしているため、舞台劇を見ているのに近い感覚を味わえる。一パイ飾りの舞台劇の映画化だから、これは大正解だろう。

もとが舞台劇だから役者も特に芸達者を揃えている(といってもほとんどは黒澤組常連だけど)。特にいいのは三井弘次、藤原釜足、左卜全だなあ。そしてラストのあの歌がなんとも言えずよい。

次は「こ」で始まる映画です。