1987年 「ピーター・パイパー・ピックト・ア・ペック・オブ・ピックルド・ペッパー」
 作・演出:小野雅史
 ハリーの尻尾  9月4日〜6日  於:文芸坐ル・ピリエ

ハリー3作目にして最後の公演。この作品と「雪降る聖夜の物語」「スーパー・コメディ」をあわせて、ぼくはひそかに「超人三部作」と呼んでいた。

争いばかりの地球から宇宙船で脱出した子供たちが、冷凍睡眠装置の故障により肉体だけ成長してしまった。だが中に1人だけ成長しなかった子供が……というストーリー。サブストーリーとして「ピーター・パン」をからめてあるのだが、この主人公ピーターがぼく。思えばやはりこれがミスキャストだったのだな。

なんだかとても暗い話になってしまって、あの頃のぼくをよく反映していたと思う。この芝居で、演出をやっていく自信を決定的になくしたぼくは、ハリーの解散を決めたのだった(でもまだ脚本には自信を持っていたのだった)。