1989年 「プロムプター」
 作:小野雅史 演出:渡辺康彦
 ツール ド フォース  7月20日〜23日  於:こまばアゴラ劇場

プロムプターとは、人に真実を告白させる(ホンネを言わせる)超能力者のこと。

素直になれないため行き違いばかり起こる家庭に、ある日一人の女の子がやって来る(これがプロムプター)。この子の力で、家族のコミュニケーションは円滑になり、家庭は平和になる。だが、この家族が抱えた問題はそれだけではなかった……というストーリー。

シェイクスピア「夏の夜の夢」を下敷きにしたホームコメディで、ぼくの役は父親・大場緑郎(おおばろくろう。オーベロンからとった)。

「壁を叩け〜」の所で「この時からレギュラーメンバーが出来てきた」なんて書いたけど、この第3回公演ではそのメンバーが出ていない(じゃレギュラーじゃないじゃん)。ツールドにとってこの一年目はまさに試行錯誤の年であった。「エンタテインメントならなんでもやる」という姿勢は同時に、集団としてのカラーを不明確にし、固定客を獲得しにくくするというデメリットを生み、集客数で苦戦を強いられることになったのだ。