1991年 「マスカラッド 〜バロック・ビザール・ブラザース登場
 作・演出:羽広克成
 ツール ド フォース  12月6日〜8日 於:東京パーンホール

「マジィーク」以来の大型ミュージカル。「ロッキー・ホラー・ショー」みたいなノリの観客参加型がイメージにあって、グッズを配ろうなんて予定もあった。
(NYで「ロッキー〜」を上映する時は、結婚式のシーンで投げるお米とか、雨のシーンでかぶるための新聞紙とかが配られるらしいのだけど、そんなカンジですね)

舞台はいわゆる「お見合いパーティ」の会場。パーティを盛り上げるため、奇妙な姿のパーティ屋「バロック・ビザール・ブラザース」が呼ばれる。彼らは実は人間ではなく魔物で(昔懐かしい「ドボチョン一家」みたいな……と言っても誰も知らないか)、パーティをシッチャカメッチャカにした挙げ句、参加者の女の子を一人、魔界に連れ去ろうとする……一応そんなストーリー。

「今回はなんでもアリでいこうぜ」とぼくらは言い合っていたのだけど、ぼくはまだまだ認識がアマかった。ホントになんでもアリだったのである。
特に丸山久哉のハジケぶりは素晴らしく、マジメな話ぼくはこの公演で、自分の演劇観を少し改めた。早い話が「ウケたモンが勝ちだな」と思うようになったのだ。

ちなみに、ぼくの役はブラザースの一人、ドクトル・ジレイン。人間をモンスターに改造したりする科学者なんだけど、カッコもあんまり科学者っぽくなかったし、なんだかよくわかってないお客さんが多かったのではないだろうか。アンケートでブラザース人気投票なんてのをやったのだけど、ジレインは最下位で、結構マジに落ちこんだな。

なお、この公演で初めて参加した吉田テツタが、以後レギュラーメンバーとなる。