祭ばやしは聞こえない(はじめからなかったね)

2007.7.25

ショーGEKI夏祭り2007「ダンパチ5」「もう泣くもんかと誓った私の瞳は涙の虜」が、おかげさまで盛況のうちに幕をとじました。公演6日目の日曜日には台風4号に、翌月曜日には中越沖地震におそわれましたが、さしたるキャンセルもなかったことに一同胸をなでおろしました。
ご来場くださった皆様、ホントにありがとうございました。残念ながらご覧いただけなかった皆様、11月の「壁を叩け 歌を叫べ」でお会いしましょう。

さて、今回も公演を振り返って書いてみよう。
「ダンパチ5」の稽古開始時点で、みんなで言っていたのは「構成面で何か新しいことをしたい」ということであった。それに対して演出の羽広から出されたのが、各ネタの終わりに「転校生 長田正道君」という続きモノのショートストーリーを入れるというアイデア。これによってネタ間のトークがグッと短くなり、テンポが上がったようだ。
以下、プログラム順に追ってみる。

「一畳家の兄弟」は羽広発案のネタ。最初は一畳の広さで15パズルみたいに移動しながらやってたんだけど、チョット広すぎるので半畳になった。ああいう暑苦しいネタはやっぱりしょっぱなにしといてよかった。ちなみに、兄弟が歌って仲直りするあの歌は、ミノルによればボーイスカウトがホントに歌ってる歌なのだそうな(ミノルがボーイスカウトにいたというのも意外だが)。

「男達のセコンド」はパンチョDEポンゴの稽古でやっていた古いネタ。今回やっと日の目を見た。しかしこのネタで目立ったのは、どう見たって俺よりミノルの方だよな。アドリブの中から作ったネタだけど、稽古中のミノルはホントにオモシロかった。

「車だ! 修二」も羽広発案のネタ。タイトルに役者の名前が入るというのがスゴイなあ。今回最も通好みだったネタ。客席はともかく、舞台裏では一番大ウケだった。修ちゃんのノリツッコミは磨きがかかってきたなあ。

「あの鈴を鳴らすのはあなた」もパンチョ時代のネタ。なぜ埋もれていたかといえば、それはひとえに下ネタだからである。今回、やってみてやはり賛否両論あった。しかし、あのオチは秀逸だったと思う。うっちいが自ら考えたオチなのだが、やってみて「全然おいしくないなあ」と言っていた。

「ビリーズ・とーる・キャンプ」は、まあ説明不要かな。ネタが出揃ってきたところで「今回、体を使うネタがないな。ダンパチらしくないな」と思い、今が旬のビリーズブートキャンプをやることになったのである。あのゴムバンドがなければあんなにキツイネタではなかったのだが、まあ、やっぱ欠かせないだろうなあれは。

「ショーGEKI鉄ちゃん」はミノル作のネタ。今回一番人気があったのはこのネタだろうか。声の出演はサトシで、これでダンパチ初出演となった。

「逆転裁判」はミノル発案でうっちいが台本を書くという、「ミスターリカバー」と逆のパターン。今回一番の長編だが「稽古風景が見られてオモシロかった」という意見も結構いただき、好評であった。

そしてここで「ウザイマン」。おかげさまで今回も人気でした。「ウザイマン超うぜえ。マジうぜえ」というアンケートもあったとか。まったく同感ですね。ちなみにイタチのノロイは「冒険者たち」(アニメ「ガンバの冒険」)に登場する悪のボスキャラです。ちょっと口調がゴキブリ提督でしたが。

「男塾ラ セーラ」は、シメに何をするかで苦しんだ。ハカをやることに決まってからもイマイチカッコよくならなかったが、最終的に必死さは伝わったのではないだろうか。

「もう泣くもんか(以下略)」についても少し書く。
一言で言えば、よく泣く女とその母の一代記(?)。小学生、中学生、OL、そして退社後の各時代をそれぞれ別の女優が演じた。
お母さん役は中津川姐さん。「ガープの世界」のジェニー・フィールズをホーフツとさせる役だが、もっと懐が深く、もっと正体不明なカンジ。こういう役をやるとホントにイイなこの人は。
ショーGEKI女優陣もガンバっていた。何がよかったって、みんな顔が、表情がよかった。ついつい見入ってしまう顔。みんなイイ顔をするようになったなあと、芝居とは別のトコロでチョット感動してしまった。サトシもうまくなったが、これは「おのまさしあたあ」での経験があったから……というわけでもないんだろうなきっと。新人・松原由賀は今回が初出演。がんばれユカポン。

ということで、今年の夏祭りも終わり。次回公演は9年ぶりの「壁を叩け 歌を叫べ」である。ぼくは毎回同じ役なんだけど、再々々演にしてようやく役の年齢に追いついたなあ。
キャスティングなどなど、タノシミ半分不安半分といったところだが、さてどうなりますか。とにかく、オモシロさは折り紙つきの芝居なので、皆様もご期待下さい。
ではまた。