下北ロックフェス、閉幕

2008.7.28

ショーGEKI夏祭り2008が先日、過去最高の動員を記録し幕を閉じました。ご覧下さった皆様、ホントにありがとうございました。残念ながらご覧いただけなかった皆様、次の機会にお目にかかれるのをタノシミにしております。

今回でダンパチも6回目である(ベストも入れれば7回目)。だからと言って、前回の「転校生長田正道君」みたいに構成で凝ったことをすることもなく、むしろ今回はいつも以上にシンプルだった気がする。つなぎのトークも短めだし、上演時間も過去最短という公演だったのだが、ここ2、3年で最も好評を得ることが出来たように思う。
では、いつものように振り返って書いてみよう。

オープニングネタはうっちい発案の「マッチョマジックショー」。ダンパチ史上こんなネタをオープニングに持って来た例はない。いつもはもっと緻密な、稽古に一番時間かけるネタを持って来るのだ。だがしかし、ネタをラインアップしてみたところ、「これ入れる場所、オープニングしかないな」と全員一致で決まった。もしかしたら今回一番好評だったかも知れないネタ。こういうバカネタが一番メンズらしいということなのだろうか。

「ギオンクラブ」は、フタを開けてみたら意外にウケがよかったというネタ。稽古場で見てた女性陣にポカンという顔をされて、はたしてオモシロくなるのかヒジョーに不安だったが、出来上がってみるとこれが一番の鉄板ネタだったかも。

「超能力捜査班」はミノル作のネタ。俺個人としては稽古に最も苦しんだ。「ウザイマンじゃないカンジでやってください」って言われるのに、どうしてもウザイマンになってしまうのだ。キャラクターものの弊害というのはこういうところに出るのだろうか。それとも単に俺がマンネリになってるだけなのか。3日目あたりからハムと合うようになって、オモシロくはなったと思うのだけど、ミノルのイメージとは違ってたようで「『新撰組』の時みたいなカンジでやってほしかった」と後で言われた。ムズカシイこと言うなよ。

「ミスターリカバー 面接編」もミノル作。今回のミノルはネタ作りで大活躍だった。回を追うごとにリカバー出来てない度が高まってる気がするが、まあオモシロイからいいか。

「マジカヨゲーム」は、元々俺が「マジカヨクイズ」というネタを書いて来たのだが、「『マジカヨ』ってトリビア的なもんじゃなくて、『勘弁してくれよ』っていう状況で出る言葉じゃないか」と羽広が言い、そこでああいう、男たちが競い合うような変わり種のネタになった。9割方は実話だが、最後の我が家ネタはもちろんフィクションである。しかしあの自販機ネタの多さは自分たちで笑ったな。

そして「さらばウザイマン」である。なぜ「さらば」なのかと言うと、羽広があのタイトルをチラシに載せたからという、それだけの理由である。よっぽど終わらせたかったのだろうか。 だがまあ「ウザイマンカムバック」のアンケートがとても多かったようでホッとした。さていつカムバック出来るだろうか。

「バレエプロレス」は羽広発案だが、プロレス好きのうっちい修ちゃんと、現役バレエダンサーとーる、振付師キンちゃんがいたからこそ出来たネタ。プロレス好きの人が見に来て「これ作った人はプロレス知ってるな」と言ってたとか。

「君といた夏’09」は今までのダンパチにはなかった、ちょっとしんみりさせるネタで、常連のお客さんには一番反響が大きかったかも。しかし、お父さんの幽霊姿を目の当たりにして幼い娘が泣き出してしまった時は参りました。

ラストは恒例の「男塾ラ セーラ」。最後の雨降らしは皆さんどう思ったろうか。

「我慢美顔」についても少し書く。
一言で言ってこれは「イタイ」女たちを描いたコメディなのだけど、こういうのって一歩間違うと、イタイ人を笑う話と取られかねないのだが、キワドイところでちゃんとシンパシーを得られる話になっていたと思う。見ててちょっとウルッときたところもあったものね。
おのまさしの支店長&ヤクザは……どうだったんだろう。少なくともヤクザの方は「マンガから抜け出てきたようなヤクザ」にはなったのではないだろうか。ご出演願ったジジちゃんは、今ではうちの黒いヤツと兄弟のように横になっている。

ということで、好評と盛況のうちに幕を閉じた今年のショーGEKI夏祭り、皆様いかがでしたでしょうか?
おのまさし個人を見るならば、何度目かの低迷の時期に来ているのかもしれない。スランプじゃないな、下手にスランプはないから。どうもマンネリになってて、芝居を素直にタノシメなくなってる状態になっているような気がする。さて、これはどうしたら改善できるのかな?

それではまた次回。