インディアン対ヴァンパイア

2013.7.31

ショーGEKI夏祭り2013が、おかげさまで先日、全日程を終了しました。
今年は例年より早めの開幕でありましたが、梅雨もそれに合わせたかのように早々に明けてしまい、猛暑の夏祭りとなりました。カキ氷がよく売れました。無料でしたが。
ご覧くださった皆様、誠にありがとうございました。ザンネンながらご覧いただけなかった皆様、11月の大魔王で……いや、それ以前に、9月のおのまさしあたあでゼヒお会いしたいと思います。

今回の夏祭りも2本立てであった。それぞれ書いていこう。
まずは「ダンパチ11・インディアンズ」。
「ダンパチ、11回目にして初の芝居」というフレコミだったが、実際のところはショーGEKIメンズと名乗ってた頃に「ガンバレ」「ゴーカク」「ギャンブリング」という3本の芝居をやってはいるのだ。
だが、今回の作品はそのどれにもましてシンプル。なにしろ、インディアンポーカーの勝負の模様を開始から勝者決定まで見せるというだけのものだ。あまりにシンプルなので、勝者が変わる3つのエンディングを用意したりした。

インディアンポーカーというゲームは、俺も2000年のライブ「賭ける男」でやったことがある。カードが見えるし、ルールもシンプルなので、芝居には使いやすいのだな。
ライブの時は、死刑執行を前にしたギャンブラーが最後のゲームをするという設定だったが、今回は登場人物のバックボーンはほとんど設定されておらず、人間ドラマの要素はほぼゼロ。ひたすら勝負!という、芝居というよりはライブに近いノリであり、まあいつものダンパチとそうかけ離れたものではなかった。常連のお客さんたちも、あまり戸惑わなかったのではないだろうか。

カードの見せ方をどうしようか(どれぐらいの大きさのものをどう付けるか)をアレコレ考え、ああいう形になったワケだが、出来上がりを初めて見た時は自分たちも笑った。まるで「ふしぎの国のアリス」ではないか! あれを見た時、今回はオモシロくなるというのはわかったな。

俺の13のカードは絵が付かないと聞いていたので、せめてお客さんの見た目だけでもキングっぽくしようかと思い、ダンパチとしては初めてヒゲありでのぞんだ。
役作りも、ダンパチということで初めは「ウザイマン寄りに作ってもいいかな」と思っていたのだが、最初に脱落する男という、いわば「入り口」役なので、ウザイマンは極力排除し可能な限りリアルに作ることにした(つまりリアルではないということだf^_^;)。やってみて、正解だったのだと思う。若いお客さんたちにも「13の男、好きです」と言ってもらえて、ウレシかった。

それにしても、2番目、3番目に脱落する修ちゃんうっちぃは今回水を得た魚のようだったなあ。特にうっちぃは、去年の「ネガボリくん」で得たネガティブキャラをさらに発展させて、今回一番人気だったのではないか。

かくして「インディアンズ」は好評のうちに迎えられたのであった。来年はまたコントライブに戻るワケだが、こういう芝居もいいね(^_^)

女優陣による「ヴァンパイアに咬まれたい」についても少し。
400年間生き続けるヴァンパイア母娘の話で、ターゲットとして選ばれる男女は、天真爛漫で幸福で……といった人ではなく、悩み、苦しみ、モヤモヤを抱えた人ばかり、彼らが血を吸われることで浄化(?)されていく話なので、純粋なホラーとは呼び難い。今まであった幾多のヴァンパイア物とはチョット違う作品。
今回、ヴァンパイアの造形(発生、フォルム、動き)にはこだわりまくっていて、その甲斐はあったか、あけちあすか両人とも、ちゃんと人間以外のものに、それも今までの吸血鬼とは違うものになっていた。ごくわずかな瞬間ではあったが、吸血鬼の悲劇が垣間見える時があって、今回はいい芝居だったな。
俺は毎公演、開演前のあいさつをつとめたのだが、芝居のフンイキをこわさないように、結構キンチョーのひと時でありましたよf^_^;

というワケで、おかげさまで今年の夏祭りも無事終了しました。
スタッフの皆様、大変お世話になりました。ショーGEKIメンバーと研修生のみんな、お疲れ様。そしてご来場くださった皆々様、ホントにありがとうございました。ショーGEKIは次回、ショーGEKI大魔王として新作「サンゴクシ」をお届けします。お楽しみに。

そして、最初の方にも書きましたが、今年は9月に2年ぶりのおのまさしあたあ公演がございます。ワーグナー「さまよえるオランダ人」をベースにした「酔いどれ船」(でも題名はなぜかランボー)。皆様ゼヒゼヒごらんくださいね。

ではまた、次回はおのまさしあたあの公演終了後に。