る~るる るるる
まさしの部屋

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まさしの部屋

『若者たちよ』
 
おの「俺はなあ、心配なんだよ」
和久井「え、何がですか?」
おの「何がですかって、お前、前回の『まさしの部屋』読んでないのか。俺が抜けることによってショーGEKIにあいてしまう巨大な穴、それを誰が埋めるのかってことだよ」
和久井「そうですねえ……(巨大な穴とか自分で言っちゃうところがすごい自信だなこの人)」
おの「たとえるなら、イチローがマリーンズから抜けるようなもんだぞ」
和久井「そうですねえ……(おのさん、『マーリンズ』です。『マリーンズ』は千葉ロッテです)」
おの「だいたいだな、お前も二ノ宮も、俺が新人公演でシゴキまくって大きくした、『まさし塾』の第1期生だろう」
二ノ宮「はあ……(え?『まさし塾』って何?あたし知らないよ)」
おの「その第1期生であるお前たちが、ショーGEKIの次代を担うべき第1期生であるお前たちが、まさし塾を出た途端足踏みしてるようでどうするんだ!」
二ノ宮「はあ……(その塾、あたし出た覚えも入かった覚えもないんだけどなあ)」
おの「たるんどる!」
和久井・二ノ宮「!すみません!」
おの「タルンドル玲奈!」
和久井・二ノ宮「……(そういうところがついて行けないんですけど)」
おの「そして、まさし塾第2期生の丹羽と岡本」
丹羽・岡本「はい!」
おの「お前たちには手を焼かされたなあ。しかし、俺の苦労の甲斐あってどうにかショーGEKIメンバーにはなれた。だが!俺に言わせればまだまだ、まだまだ、まだまだまだまだまだ……」
丹羽・岡本「はい!(もう、それぐらいでいいです……)」
おの「丹羽は制作も担当することになって、劇団内部的には頼もしくなってきたが、女優としての研鑽を怠ってはいかんぞ。なんか最近は、プライベートの方が充実してるようだけども」
丹羽「はい……(おのさん、それあんまり大声で言わないで……)」
おの「そして岡本」
岡本「はい!」
おの「お前は本当に手を焼かせてくれた。俺のダメ出しの5分の4、いや7分の6、いや10分の9はお前に対するものだったと思う。だが、引きこもりになったりせずよくがんばった。ただ、俺の役どころと自分のが似ているからと言って、俺の抜けたポジションを自分で出来るなどと思ってるなら、そんな考えは10年、いや15年、いや20年早いぞ」
岡本「はい!(そんなこと思ってませんて)」
おの「こないだ貸した『ブレードランナー』のDVDな、あれ見たいから早く返せよ」
岡本「は、はい!(え?しばらく持ってていいって言ってたのに……)」
おの「そして第3期生の由稀」
伊藤「はい!」
おの「お前に言うことは………………えー、特にない」
伊藤「えー、なんでですかあ、なんか言ってくださいよー」
おの「いや、ホントに、お前が卒業してくれてよかった。あとはショーGEKIのみんなに任せる」
伊藤「はい!(私は問題なしってことか)」
おの「いやあしかし心配だなあ。お前たちは頼りないからなあ。だいたい俺がお前たちぐらいの時にはなあ……」
二ノ宮「あのお、おのさん、一言だけ言っていいですか?」
おの「おう、なんだ」
二ノ宮「……おのさん、女子校行ってたらハブられるタイプですよ」
おの「……俺は中高6年男子校だったけどな」
他全員「はい」
おの「やや、ハブられてたかな」