る~るる るるる
まさしの部屋

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まさしの部屋

しまった、もう一回あったのか
 
 
宮脇「えー、先週の日曜日の更新でいったん終了したこの『まさしの部屋』ですが、本番前にもう一回日曜日がありましたので、特別編として、『まさしの部屋』に羽広さんをお迎えしました。長年のおつきあいのあるお二人ですので、きっと面白いお話がたくさん出てくるのではないかと……」
おの「『まさしの部屋』なのになんでお前が仕切ってるんだよ」
宮脇「なんでって、お二人だけだと気づまりになって『……』『……』ばっかりの対談になるんじゃないかと思ったんですけど、ぼくいない方がいいですか?」
おの「……いて」
羽広「お前仕切って」
宮脇「はい。それではまずは、お二人の出会いから……」
おの「そんな話誰が喜ぶんだよ」
宮脇「じゃあ、どうします?」
おの「……30年分の昔話やってると長くなるから、今回の『踊る会議室』に関する話に絞ろうか」

羽広「そうしようか」
宮脇「おのさんは、初演のに出てるんですよね」
おの「いや、最初のには俺は出てないんだよ」
羽広「俺がまだ大学生の時に、シアターグリーンで『プロジェクター』っていう芝居をやったんだ。それが今回の『踊る会議室』の原型、になるのかな」
おの「実は、俺も出ないかって誘われたんだけど、先に先輩の芝居に出ることが決まってて出られなかったんだよ」
羽広「ショーGEKIの前身『ツールドフォース』が出来る前の話ね」
おの「俺の好きだった亜紀ちゃん(註:こののちパパ・タラフマラに行った永谷亜紀さん)が出ると知ってればなあ、先輩の芝居断ったのになあ」
宮脇「なるほど。でそのあと、ツールドフォースで再演したんですね」
おの「『プロジェクター』の6年後の1993年に、『THAT’S 会議SHOW』っていうタイトルでね」
羽広「その再演の時に、会議だけの芝居に書き換えたから、今回の『踊る会議室』の原型と言っていいんじゃないかな」

おの「その時は、今回みたいなブラック&ホワイトな構成じゃなくて、ホワイトだけだったけどね」
宮脇「ツールドフォースって、どうやって出来たんですか?」
おの「そもそもは、大学卒業後に俺から声かけたんだよ。大学で羽広演出の芝居に二本出て、オモシロイ芝居を作れる演出家だと思ったから、俺の書いた脚本の演出を頼んで」
羽広「そう。だったらいっそ団体を作っちゃおうかってことになって、役者もあと何人か集めて」
おの「金はないけど、ないなりにエンタテインメントやろうぜっていって始めたんだ」
宮脇「なるほど。そのツールドフォースが改名して(註:正しくは改名でなく解散&旗揚げ)ショーGEKIになって、来年で20年目というこの時期に、おのさんはショーGEKIを離れることとなったわけですが、どうですか今の心境は?」
おの「……別に」
宮脇「え? なんかないんですか? 寂しいとかつらいとか」
おの「これっきりで完全に切れるってことでもないからなあ」
羽広「そう。今後も、出てほしいと思った時は声かけるだろうし」
おの「それでこっちも体があいてれば出るかもしれないし」
宮脇「えー、ちょっと待ってくださいよ。今回がほんとにこの『まさしの部屋』の最終回なんですよ。もうちょっと、最終回にふさわしい、泣けるような話でしめてもらわないと……」
おの「それよりも、俺はお前のことが心配なんだよ」
宮脇「え?」
おの「華々しく『新撰組』の沖田総司役でショーGEKIデビューして、ダンパチの一員にもなったお前が、その後もう一つパッとしないのはどういうことなんだよ。え?」
羽広「いやもう一つどころじゃない、俺に言わせればもう三つだ。だいたいお前は、今回の自分の役をどうとらえてるんだよ!」
宮脇「……えー、話の方向が変わってきたところで、お楽しみいただいてきた『まさしの部屋』、今回で終わりとさせていただきます。皆様、6日から始まります『踊る会議室』でお待ちしてます。では」
おの「タケシちょっと待て」
羽広「まだ話は終わってないぞ」
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まさしの部屋 終わり
(なお、この話はまだ続きます)